2015/10/13
親密な関係で、相手と同じ動作をすることをミラー効果といいますが、インタビューの場面でも
対象者がモデレーターと同じ動作をしたり、モデレーターの言い回しを反復したりすることがあります。
さらには、「マインドが映る」というのでしょうか、場の空気感が、モデレーターのパーソナリティに
染まっていくという感じもある気がします。
たとえばグループインタビューで、同じグループ内に生活レベルがまったく違う人同士がいたとすると
最初は特に「生活レベル(経済的な)が高い人」ほど、庶民的生活感のある人を見下すような言葉や
態度がみられる場合があります。
ところがモデレーターはこういう時、当然ながらどちらかの肩をもつことはなく、誰の意見もニコニコと
耳を傾けていると、この「公平性」という空気がだんだん場を覆っていくのです。
そして後半になると、生活レベルの高い人が、そうでない人に自ら声を掛けたり、隣同士であれば雑談を
し始めたりして、仲良しになっていくのです。
こういう変化を短い時間内にみたときは、「人って変われるのね」と、いい意味でとても温かな気持ちに
なるわけであります。
ミラー効果としての公平性は、いろんな人が忌憚なく発言できるようにするための、ひとつのノウハウ
でもあります。
対象者がモデレーターと同じ動作をしたり、モデレーターの言い回しを反復したりすることがあります。
さらには、「マインドが映る」というのでしょうか、場の空気感が、モデレーターのパーソナリティに
染まっていくという感じもある気がします。
たとえばグループインタビューで、同じグループ内に生活レベルがまったく違う人同士がいたとすると
最初は特に「生活レベル(経済的な)が高い人」ほど、庶民的生活感のある人を見下すような言葉や
態度がみられる場合があります。
ところがモデレーターはこういう時、当然ながらどちらかの肩をもつことはなく、誰の意見もニコニコと
耳を傾けていると、この「公平性」という空気がだんだん場を覆っていくのです。
そして後半になると、生活レベルの高い人が、そうでない人に自ら声を掛けたり、隣同士であれば雑談を
し始めたりして、仲良しになっていくのです。
こういう変化を短い時間内にみたときは、「人って変われるのね」と、いい意味でとても温かな気持ちに
なるわけであります。
ミラー効果としての公平性は、いろんな人が忌憚なく発言できるようにするための、ひとつのノウハウ
でもあります。